基盤となる大会運営を柱としながら、大会のプロデュース、演出面において様々な工夫をしていく事が今後の課題

大会運営には欠かせないGood Liftエバンジェリストの吉田成志氏へ、大会運営についてお聞きした

Q: 吉田成志さんは東京都主催の大会はもちろん、国内外、大小様々なパワーリフティング大会の進行係を長年務められています。パワーリフティングに関わりはじめたきっかけを教えていただけますか。

吉田: 高校生のときにパワーリフティング競技に出会い筋肉に憧れがあったことからパワーリフティングをはじめました。その延長で品川区立協会立上時に発起人である紺野さんに誘われ理事になりその後TPAの理事になりました。

Q: 昔の進行と近年の進行は「GOOD LIFT」システムの導入により大きく変わりましたが、吉田さんはそのことについてどのようにお感じになられますか?

吉田: GoodLiftが導入されて大会運営に必要な人数が減ったことは良い事だとおもいます。がタイマーや掲示の役割がなくなり気軽に運営に携わることが難しくなっているため人集めの観点では難易度が高くなっているのではないかとおもいます。また、GoodLiftの操作ができる人を育てるのが急務ですが、パソコンが苦手と言う方が多く敬遠されていると感じます。

Q: 演出面で「魅せる」大会にするということは、パワーリフティング界の大きな課題です。この点についてはどのようにお考えですか?

吉田: 魅せる大会と言うのは選手にはやる気を出してもらいモチベーションが上がるような演出、観客には大会進行で選手は今何キロに挑戦していて順位はどうなのか等が把握でき選手と一緒に手に汗握り応援するようなわかりやすさを提供する必要があると考えています。

上記のGoodLiftもその一端を担っているとはおもいますが表示をもっと大きくするとかネットと連携してスマホで状況が確認できるとかでしょうか。

 近年、国体の影響もあり参加者が増えていることは喜ばしいことです。この参加者を一時のものにせず継続して参加してくれるような派手ではなくて良いので選手の立場に立った演出を考えられればと思います。「運営」という最も重要な軸をぶらさずにこれを進めていければと思っております。

今後の大会にご期待ください。

名前:吉田 成志 (よしだ せいじ)

1970年(S45年)生まれ

職歴:体育系専門学校卒業後、インストラクターとしてスポーツクラブで8年勤務

   IT業界へ転職しシステムエンジニアになり2006年からフリーランスで活動しています

趣味:映画鑑賞、漫画鑑賞、ボディーボード

インタビュアー&構成:樹田 弁太

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